サシミ状で搬送される印刷物を超高速でカウントするため、スイスBaumer社は長年の研究で開発した光学原理(特許を取得済み)を活用し、印刷物部数カウント専用センサーSCATEC(スキャテック)が誕生しました。

SCATECの光源となるレーザー素子は、2つの受光部の間に位置し、前方に光線を照射しています。センサー直下に設置されたプレート、もしくは対象物面(インパクトポイント)に照射されたレーザー光線は全方向に反射しますが、照射されるレーザー光線には角度を持たせてありますので、V受光部に多くの光が入光し、R受光部に僅かな光が入光しています。

この状態がイニシャル時の状態となり、対象物のエッジがこのインパクトポイントに近づき、通過する瞬間にR受光部とV受光部に入光する光の割合が逆転する現象を高速処理回路内で判定し、インパクトポイントを対象物のエッジが通過した場合にのみ出力に反映させます。

この原理により出力は、対象物(印刷物)の色の明暗、表面の光沢には一切影響を受けません。また、R/V受光部には近赤外線抑制、デイライト抑制フィルタが内蔵されており、自己の光源であるレーザー光線の波長670±nm前後の波長を抑制する事で、外乱光も抑制しています。それによって、超高速(最大1時間300万カウント)かつミスのないカウントを実現しています。

製品の詳細については、下記のリンクよりご確認いただけます。もし不明な点などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

印刷物部数カウント専用センサーSCATEC(スキャテック)の詳細について